尋常性ざ瘡とはAbout Acne
ニキビ(尋常性ざ瘡)は、毛穴の詰まりや皮脂の過剰分泌によりアクネ菌が増殖し、炎症を引き起こす皮膚疾患です。特に顔や背中、胸など皮脂分泌が多い部位に発生しやすく、思春期に多く見られますが、大人になってからも発症することがあります。
大人ニキビはホルモンバランスの乱れ、ストレス、睡眠不足、紫外線、生活習慣の影響を受けることが多く、治りにくいのが特徴です。
ニキビのメカニズム
- 皮脂の過剰分泌
ホルモンの影響で皮脂が増加。 - 毛穴の詰まり
古い角質が蓄積し、毛穴が塞がる。 - アクネ菌の増殖
皮脂を栄養源にアクネ菌が増殖。 - 炎症の発生
菌の増殖により炎症が進行し、赤みや腫れを伴う。

ニキビの種類と状態
- ①白ニキビ(閉鎖面皰)
- 皮脂や角質が毛穴に詰まり、膨らんだ状態。炎症はないが、放置すると悪化することがある。

- ②黒ニキビ(開放面皰)
- 毛穴が開き、詰まった皮脂が酸化して黒くなった状態。角質が除去されず蓄積することで発生。

- ③赤ニキビ(炎症性皮疹)
- 皮脂が毛穴の外に漏れ出し、炎症を起こして赤く腫れた状態。痛みを伴うことも多い。

- ④嚢胞・瘢痕
- 炎症が悪化すると膿が溜まり、さらに進行すると皮膚組織が破壊され、瘢痕(クレーター)となることがある。

ニキビの治療方法
ニキビ治療は基本的に保険診療で行います。

01.外用薬治療(塗り薬)
- ●ディフェリンゲル(アダパレン)
- 毛穴の詰まりを改善。
- ●ベピオゲル(過酸化ベンゾイル)
- アクネ菌を殺菌。
- ●デュアック配合ゲル
- 殺菌作用と抗炎症作用を併せ持つ。
- ●エピデュオゲル
- 難治性ニキビに使用。
- ●アゼライン酸(保険外診療)
- アゼライン酸は、小麦やライ麦などの穀類に含まれる成分で、皮脂の分泌抑制、角化抑制、抗菌・抗炎症作用があります。そのため、面皰や炎症性皮疹に効果が期待できます。海外では30年以上前から、20%または15%配合の外用薬が尋常性ざ瘡(にきび)や酒さの治療に用いられています。国内では、20%のアゼライン酸配合製品はロート製薬のみが販売しています。
02.内服薬治療(飲み薬)
- ●抗生物質(ミノマイシン、ビブラマイシン、ロキシスロマイシンなど)
- 毛包、脂腺の抗炎症作用を期待して使用、アクネ菌を減少。
- ●漢方薬
- 体質改善を目的とした治療。
- ●イソトレチノイン(保険外診療)
- 重症ニキビに用いられる皮脂分泌を抑制する治療。
03.物理療法(処置)
- ●面皰圧出
- 専用の器具で毛穴に詰まった皮脂を除去。
- ●ケミカルピーリング(保険外診療)
- 古い角質を除去し、毛穴の詰まりを予防。
ニキビのセルフケアと予防
01.適切な洗顔と保湿
- 洗顔は1日2回、刺激の少ない洗顔料を使用
- ゴシゴシこすらず、優しく洗う
- 低刺激の保湿剤で肌を整える
02.生活習慣の改善
- バランスの良い食事:脂っこいものや糖分の多い食品を控える
- 十分な睡眠:ホルモンバランスを整える
- ストレス管理:適度な運動や趣味でリラックス
- 紫外線対策:日焼け止めを使用し、ニキビ跡の色素沈着を防ぐ
自費治療のご案内(より綺麗に治したい方へ)
- 01イソトレチノイン内服(保険外診療)
- 皮脂の分泌を抑え、頑固なニキビに効果的。
- 02ケミカルピーリング(保険外診療)
- 角質を除去し、ニキビをできにくくする。
- 03エレクトロポレーション・レーザー治療(保険外診療)
- ニキビ跡の改善や毛穴の引き締めに有効。
ニキビでお悩みの方へ
ニキビは放置すると跡が残ることがあります。自己流のスキンケアや市販薬で改善しない場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。当院では、患者様一人ひとりに合わせた治療をご提案します。お気軽にご相談ください。