基底細胞癌についてBasal cell carcinoma
疾患の説明
基底細胞癌は、皮膚の「基底細胞」という部分から発生する皮膚がんです。
皮膚がんの中では最も多いタイプで、特に高齢の方や長年紫外線を浴びてきた方に多く見られます。
● 特徴は次の通りです
- 進行が非常にゆっくりで、他の臓器に「転移」することはごくまれです。
- 一方で、放置すると少しずつ大きくなり、周囲の皮膚や軟骨・骨を壊していくことがあります。
- 命にかかわることはほとんどありませんが、顔やまぶた・鼻など目立つ場所にできやすいため、美容的・機能的な影響が問題になりやすいのが特徴です。
世界的にみても、基底細胞癌は白人に多いとされていますが、日本人でも近年増加傾向にあります。これは高齢化や紫外線への曝露増加などが関係していると考えられています。
また、見た目が「ただのほくろ」や「治らないかさぶた」に似ているため、発見が遅れることもあります。しかし、早期に診断・治療すればほとんどが完治可能であり、なるべく早い段階で適切な処置を受けることが重要です。
症状や見た目の特徴
※1〜2か月以上続くかさぶたには注意が必要です。
- 小さな黒っぽいしみやほくろのように見える
- 光沢のある皮膚色〜赤黒い結節
- 黒斑の周囲が盛り上がっている、または中心にびらんがある。
- かさぶたのようになって治らない傷
- 出血やただれを繰り返す。
検査
- まずは視診・ダーモスコピーで皮膚病変を観察します。
- 少しでも疑いのある所見があれば皮膚の一部を採取する「皮膚生検」が必要です。
治療
標準的な治療は外科的切除になります。
病変を十分なマージン(安全域)を取って切除します。単純に縫い縮められない場合は皮弁形成術や植皮術を行います。
治らないシミ、できものがある場合は、皮膚悪性腫瘍の可能性もありますので大阪市中央区の堺筋本町しらとり皮ふ科までご相談ください。

