ボーエン病(早期の皮膚癌)についてBowen
疾患の説明
ボーエン病(Bowen病)は、皮膚の最も浅い層である表皮にとどまった皮膚がん(表皮内癌)です。「有棘細胞癌のごく初期段階」と考えられており、早期に治療すれば完治が期待できる病気です。高齢の方に多く、長年の紫外線曝露、慢性的な刺激、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染などが関与するとされています。
日本人でも比較的よくみられ、体幹・四肢だけでなく、顔や陰部にできることもあります。
進行はゆっくりですが、放置すると皮膚の深い層に浸潤し、有棘細胞癌へ進行する可能性があります。皮膚科専門外のクリニックで湿疹やカビの感染として治療されている例も多いです。「ただの湿疹」「治らない赤い斑」と思って放置せず、早期診断・治療が重要です。
症状や見た目の特徴
※数か月以上治らない赤い斑は注意が必要です。
- 赤〜赤褐色の境界が比較的はっきりした斑
- 表面がカサカサして鱗屑(フケ状)を伴う
- 湿疹や乾癬に似ているが治療しても改善しない
- 軽いかゆみを伴うことがある
- 徐々に大きくなるが痛みはない
検査
- 視診およびダーモスコピーで病変を詳しく観察します。
- 疑わしい場合には、確定診断のために皮膚生検(組織検査)を行います。
治療
病変の部位や大きさ、患者さんの年齢・全身状態に応じて治療法を選択しますが、基本的には外科的切除が勧められます。
- 外科的切除(標準治療)
十分な安全域をとって切除することで、根治が期待できます。 - 病変が小さい場合や部位によっては、外用治療や凍結療法などを検討することもあります。
治らない赤い斑や皮疹がある場合、皮膚がんの初期病変の可能性もあります。
気になる症状があれば、大阪市中央区の堺筋本町しらとり皮ふ科までお気軽にご相談ください。

