口唇ヘルペスとはAbout Cold Sore

口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV-1)が原因で発症する感染症です。唇や口の周りに小さな水ぶくれができ、痛みやかゆみを伴うことが特徴です。
また、口唇ヘルペスとは別に陰部に起こるヘルペスがあります。陰部ヘルペスは、主に単純ヘルペスウイルス(HSV-2)が原因となる性感染症(STI)の一つです。性行為を介して感染し、陰部やその周囲に痛みを伴う水ぶくれができるのが特徴です。
いずれも一度感染すると、体内にウイルスが潜伏し、ストレスや疲労、免疫力の低下などをきっかけに再発することがあります。
症状
口唇ヘルペスの主な症状は以下のとおりです。
- 唇や口の周囲のピリピリ・チクチクする違和感
- 小さな水ぶくれ、かさぶたの形成
- 首のリンパ節の腫れ
- 重症な場合は発熱や倦怠感を伴う場合もある
治療
口唇ヘルペスには、以下のような治療方法があります。
- 抗ウイルス薬(飲み薬・塗り薬):抗ウイルス薬は基本的に5日間内服が必要です。
- PIT療法(Patient Initiated Therapy):頻繁に再発する方に適応があり、ヘルペスの初期症状に気づいてから6時間以内に抗ウイルス薬を自己判断で内服する治療法です。早期治療により、症状の軽減と発症期間の短縮が期待できます。
- 生活習慣の改善:十分な睡眠、バランスの取れた食事、ストレス管理
予防方法
● 日常生活での注意点
- 疲れをためない
- 紫外線対策をする(UVカットリップクリームなど)
- 疲れをためない
- 免疫力を高めるために適度な運動をする
大阪市中央区の堺筋本町しらとり皮ふ科では、口唇ヘルペス、陰部ヘルペスの治療を行っております。似たような症状があればお気軽にご相談ください。