脂漏性皮膚炎Seborrheic Dermatitis
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多い部位に起こる慢性的な皮膚の炎症です。思春期以降の成人にみられる成人型と新生児期から乳児期にみられる乳児型があります。頭皮や顔面、耳のまわり、胸部などに赤みやフケ、かゆみがみられ、悪化と改善を繰り返すことが多い疾患です。皮脂の多い部位に左右対称に出ることが特徴です。
脂漏性皮膚炎の原因と悪化要因
脂漏性皮膚炎のはっきりした原因は不明ですが、以下の要因が関与していると考えられています。
- 皮脂の過剰分泌
- マラセチア(皮膚に常在する真菌)の増殖
- ストレスや疲労(生活習慣の乱れ)
- ビタミン代謝(ビタミンB2やB6など)
- ホルモンバランスの変化
- 乾燥・気候の変化
脂漏性皮膚炎の主な治療法
01.抗真菌薬外用
脂漏性皮膚炎は、皮脂を栄養源とする常在真菌「マラセチア」の異常増殖が関与すると考えられており、増殖をおさえるために使用します。
02.ステロイド外用
炎症が強く、赤みやかゆみが目立つ場合はステロイド外用薬で炎症を鎮めます。 ただし、長期使用により皮膚萎縮や毛細血管拡張のリスクがあるため、長期間の使用には注意が必要です。
03.抗ヒスタミン薬
痒みが強い時に使用します。
04.生活習慣の改善
- 毎日の洗顔・洗髪で皮脂や汚れをやさしく落とす。
- 洗いすぎや刺激の強い洗顔料・シャンプーは避ける。
- ストレスのケアや飲酒量を減らす。
脂漏性皮膚炎は一度の治療で完全に治るものではなく、良くなったり悪くなったりを繰り返す慢性疾患です。適切なスキンケアと定期的な治療が症状の安定に重要です。お悩みの方は大阪市中央区の堺筋本町しらとり皮ふ科へご相談ください。